徳満寺の本堂廊下には、「間引絵馬」が掲げられています。絵馬には、母親が必死の形相で生まれたばかりの子供の口をふさいでいる様が描かれており、水害と天明の飢饉に襲われた農民の悲惨さを象徴しています。民俗学者柳田國男は13歳のとき(明治20年)長兄のいる布川に身を寄せ2年余を過ごしましたが、布川での様々な体験と、この「間引絵馬」、そして「利根川図志」にふれたことが、後に民俗学を志す原点になったといわれています。
間引き絵馬
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- 【更新日】2019年1月11日
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