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小川家氏神

小川家氏神柳田國男記念公苑(旧小川家跡)にある「小川家氏神」には、こんなエピソードが残っています。『日本民俗学の父柳田國男が少年の頃、小川家の祠の扉をおそるおそる開いてみたところ、思いもかけず美しい玉が入っていました。國男は興奮して気が遠くなってしまい春のよく晴れた青い空に幾十もの星をみたのです。その時、ヒヨドリが鳴いて通ったので、我に返った』ということです。このことは、國男が繊細な感受性の持ち主であったことの証であると人々に受けとめられています。この氏神は小川家の当主の東作が明治14~15年ごろ、祖母が日頃から愛玩していた石の玉を、氏神のご神体として祀ったもので、「その頃としてはずいぶん新しい考え方であった」と、後年、柳田國男は述べています。

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  • 【ID】P-143
  • 【更新日】2019年1月11日
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