板碑は中世の歴史を知るうえで、貴重な金石文の1つです。利根町ではそれほど数多く発見されておらず、中でも立木の裏山中腹から発見されたこれらの板碑は大変重要なものです。特に、“貞和五年”と銘あるものは“北朝”の年号が使われているのが注目されています。なお、利根町の板碑は氏神として祀られていたものが多かったようです。