大規模盛土造成地マップの公表について
利根町では、谷間や斜面に広範囲の造成を行った地区(大規模盛土造成地)の把握をするため、平成29年度に調査を実施しました。
大規模盛土造成地が身近に存在するかどうかを知っていただくため、調査結果をこの「大規模盛土造成地マップ」として公開しています。
安心・安全なまちづくりを目指して
近年の大地震では、大規模盛土造成地で滑動崩落が発生し、多くの宅地被害が生じました。今後も大地震の発生が予想され、同様の被害が想定されることから、住民の皆様の安全を確保するため、国において「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン」(以下、「ガイドライン」と表記)が示されました。
このマップは町民の皆様が身近な大規模造成地の位置を把握し、今後の地震による防災意識を高め災害の未然防止につなげることを目的として公開するものです。
大規模盛度造成地とは
『大規模盛土造成地』は下記に定義される2種類の型があります。
(画像はいずれもガイドラインより)
滑動崩落とは
地震発生時に、盛土全体または一部が宅地造成前の谷底付近や盛土内部をすべり面として、斜面下部方向へ移動することです。東日本大震災などの大規模地震では、このような被害が各地で発生しました。
(画像はいずれもガイドラインより)
※地震が起きた場合、マップに示されている箇所が必ずしも危険というわけではありません。
地下水の処理と盛土の締固めが適切に行われている場合は安全であると考えられます。
※マップを作成するために使用した造成前の地形図等は必ずしも精度が高くないため、誤差が含まれることを考慮しての縮尺としています。
※大規模盛土造成地内の土地ということで何か特別な手続きが必要になることはありません。
また、宅地開発や建築を行う場合でも特別な手続きが加わるということはありません。
【宅地耐震化に関するホームページ】