柳田國男第2の故郷

遠野物語・海上の道

遠野物語

 遠野物語

 國男は、大学を卒業後、農商務省にはいりました。そして、明治40年に東北地方を視察。そこで岩手県出身の佐々木喜善と出会い、彼の話の面白さに着目しました。柳田國男独特の気品のある文章でまとめられた『遠野物語』は、文学作品としても高い評価を受け、代表作の1つとなっています。
 これは、ごく普通の人々が語り伝えた話が、一見つまらない昔話のように見えても、それを突き詰めれば、人間の歴史にあたたかい血をかよわせるものなると信じた作品でした。そしてこれが、柳田國男の民俗学の根幹となったのです。

←岩手県遠野市の冬・四方を山に囲まれた遠野には豊かな民話が残されている

海上の道

 海上の道

 國男は、実によく旅をしました。その旅の見聞によって、民俗学に関する多くの著作を達成します。そのなかでも、学生時代に伊良湖崎で拾ったヤシの実の感激は、長くあたためられて晩年に『海上の道』として結晶しました。
 考古学では、北から文化がやってきたという説が主流をしめていますが、國男は伊良湖崎に漂着したヤシの実のように、日本人は黒潮の流れに沿って、『海上の道』をやってきたという考えを終生持ちつづけました。そして、昭和36年(1961)に『海上の道』を刊行。そして國男は、その翌年になくなります。この『海上の道』は後世への遺書といってもよいでしょう。

←國男がヤシの実を拾った伊良湖崎の海岸

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