町長の部屋

所信表明

所信表明(平成29年第3回利根町議会定例会)
 

  平成29年第3回利根町議会定例会の開会にあたりまして,所信の一端を述べさせていただきます。

  この度は,町民の皆様方の信託を得て,町政運営を行うことができますことを,心より厚く御礼申し上げます。また,議員の皆様に対しましては,町民の信託にこたえるため,高い使命感を持って職務に取り組んでいただいていることに,改めて敬意を表しますとともに,心より感謝申し上げます。

  始めに,九州北部豪雨についてですが,7月5日から6日にかけて,福岡県と大分県を中心とする九州北部において集中豪雨が発生しました。豪雨から早2か月が経過しようとしておりますが,この場をお借りして,亡くなられた方々には,心よりお悔やみを申し上げますとともに,被害に遭われた多くの方々には,心よりお見舞いを申し上げます。また,一日も早く被災地の復旧復興が進み,以前のような平穏な暮らしを取りもどすことができるよう,心からお祈りを申し上げます。

  さて,昨今の社会経済情勢でありますが,まず景気につきましては,緩やかな回復基調が続いていると,内閣府は7月に続き,8月も同様の判断をしております。また,先行きについては,緩やかな回復が期待される中,海外経済の不確実性や金融資本市場の変動による影響に留意しており,今後も引き続き,景気の動向を見つめていく必要性を感じているところであります。

  こうした情勢のもと,本定例議会は,決算認定の議会でもありますので,ここで,平成28年度の普通会計の決算状況について触れてみたいと思います。普通会計の歳入合計ですが63億9,990万5,000円で,歳出合計は62億1,221万7,000円となります。翌年度に繰越すべき財源を除いた実質収支ですが1億7,364万2,000円となります。性質別歳出の状況ですが,人件費,扶助費及び公債費からなる義務的経費が対前年1.8%増で全体の42.1%を占めており,その中でも人件費は減少しているものの,社会保障費制度の一貫として,住民福祉を支えるための経費である扶助費が増加している状況であります。

  また,目的別歳出状況でも,民生費が対前年2.9%増で,全体の29.2%を占め,住民福祉の経費や国民健康保険・介護保険などの特別会計への繰出金が増加している状況であります。次に,財政の健全化を判断する上で,大切な指標である健全化判断比率をみますと,実質赤字比率と全会計の連結実質赤字比率については,黒字のため算定されませんが,実質公債費比率につきましては,早期健全化基準25%に対しまして平成28年度は2.8%と,前年比1.1ポイント改善しており,指標の上では健全な財政状況にあります。一方,財政構造の弾力性を判断する指標であります公債費負担比率ですが,平成28年度は8.2%で,前年度と比べ0.4ポイント上昇,また,経常収支比率は92.2%と,対前年5.4ポイント増加し,財政構造の硬直化が進んでいるところであります。

  こうした状況の下,町政を預かることになったわけでございますが,やり方,進め方次第では,多くの町民の皆様方が幸福感をもって暮らしていける環境を作ることはできると考えております。町民が居住地を尋ねられて「利根町です」と,誇りを持って答えられる,子どもからお年寄りまで笑顔が絶えない,町民みんなが,喜びや悲しみを共有できる,そうした優しい町にしていきたいと考えております。スタートラインに立ち,もう一度気を引き締めて皆様とお約束したことを,更なる行財政改革を行いながら,また,皆様の真の声をお聞きしながら,粉骨砕身,働いていきたいと考えておりますので,議員の皆さま方には,ご理解とご協力のほど,よろしくお願い申し上げます。

  それでは,公約をもとに,これから取り組んでいく主な施策等について申し上げていきたいと思います。

  まず,第1に教育問題についてです。外国語サポート校の新設ですが,東文間小学校の校舎跡地を活用したいと考えております。また,活用方法は色々と考えられますが,その校舎内で,長時間保育をサポートする教室や,生涯学習ができる物づくり教室などを考えております。

  第2に,行財政改革として,自らの給料削減を行います。また,公共事業においても,その必要性や効果等を評価し,優先度を見極めるとともに,公共工事の入札・契約についても,競争性や公平性を確保しながら,コスト縮減に取り組みます。このような行財政改革を行いながら,福祉車両を増車して,ご高齢になられた方々の買い物支援や外出支援を行っていきます。

  第3に,地域の活性化として町民の皆様が,生きがいを持って生活できることを基本に,町の業者や商店が事業を継続できるようにしていきます。また,農業従事者の皆様の生きがいを応援し,皆様が作った地場野菜や米の売買が,早い時期に各地域で簡単にできるようにしていきたいと考えております。

  第4に,防災対策として早急に進めたい緊急車両の通れない道の拡幅でありますが,まずは,地元の地権者の方との話し合いから始めなくてはなりませんので,何としてもご理解を頂けるように努めていきます。それと同時に,防災対策の一環として,自主防災組織が中心となって行っていただく地域の避難訓練があります。もしもの時の備えとして,当たり前の事が出来る地域力を,是非ともつけて頂きたいと考えております。

  また,ウェルネススポーツ大学とのことも,これから町の未来を担う子供たちのことを考えますと,大学側と町としての方向性をきちんと決めていくことが必要と感じております。町としても,大学にはもっと広く生徒を集めて頂けるように,また,通信制ではなく,全日制に移行できるように,サポートさせて頂く必要性や責任も有ると思います。やがては,町の教育の延長線上に大学との連携ということも考慮した教育環境の整備も,これからの町の子供たちの未来への橋渡しになるのではないかと考えております。

  皆様ご承知のとおり,利根町は,本年4月1日に,国から過疎地域の指定を受けました。何としても過疎地域の指定を解かなければなりません。その手助けとして,過疎対策事業債をもって財源に充てた事業を実施することができます。この過疎対策事業債には,いわゆるソフト対策事業も含まれていますが,私が公約として掲げた様々な事業が,日本全国の過疎対策事業債を活用した多くの事例の中に含まれており,さらに一歩,前進できるという思いがしております。

  町が抱える課題は,山積状態です。私の考えている町づくりは,まだまだ,これからです。皆さんの利根町を皆さんと共につくっていくためには,議会の皆様はもとより,町民の皆様のご理解とご協力が不可欠です。一つひとつ誠意を持って,様々な事業に取り組んでいく覚悟でおりますので,皆様のご理解とご協力を,心よりお願い申し上げまして,今後の町政運営に対する所信表明といたします。よろしくお願いいたします。

 
                                      平成29年9月1日

                                        利根町長  佐々木 喜 章

※以上は,平成29年9月定例議会の初日に述べた佐々木町長の所信表明です。本文は,口述筆記ではありませんので,実際の表現等に若干の違いがある場合がありますので,ご了承願います。

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このページに関するお問い合わせは総務課 秘書広聴係です。

役場 行政棟3F 〒300-1696 茨城県北相馬郡利根町布川841-1

電話番号:0297(68)2211 内線505・507 ファックス番号:0297(68)7990

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